NHK大河ドラマ「べらぼう」第12回「俄なる『明月余情』」(23日放送)に出てきた、朋誠堂喜三二(平沢常富)による序があまりにもかっこよかったので、テキストで確認しようと思ったのですがネットでは見当たりません。

が、とりあえず原本の画像は国立国会図書館にありました。

とりなくあづま華街いろざとに、速戯にはかもてあそぶことハ、いん明和めいわのはじめ、祇園ぎをんばやし雀躍すずめをどりなどそのきざし

──とそのあとは読めない箇所が多いので飛ばしますが、最後は、

ひとわれとをへだてぬをもて、にはか文字もんじ調とヽのはんべり。あにそれむべならずや。

という具合。ドラマに出てきたのは、原文を半分ぐらいに短く編集したものだったようです。

江戸期の戯作などは高校の古文の授業なんかではまずやらないので、こういうのがポンポン出てくる「べらぼう」はとても新鮮です。粋でさぁねぇ。

私が英検を受けた時の2次試験会場だったことで世界的に有名な浦和実業学園高校ですが、なぜかこの春の選抜高校野球で甲子園に初出場していまして、決定した時は高野連が浦和学院と間違えたのではないかという噂だか冗談だかも飛び交ったりして、埼玉人から見てもまあ初戦を勝てれば上出来なのではという感じのダークホースだったのに、一昨日には延長タイブレークで伝説的なミラクルを見せ、気づいたら4強でした。

さすがに智弁和歌山が相手では無理だろうという観測と同時に、波に乗っているチームというのは恐ろしいことをしでかしたりするものだからもしかしてという思いもありつつ、あと1時間ほどで試合開始です。うっかり頂点まで突き進んだら本当に大騒ぎですよ。

彼らの「返す意思」なんて信用できませんよ。これまでの自分たちの言動をコロッと忘れたのか忘れたふりをしているのか知りませんが、本当に「返す意思」があるならさっさと今日にでも頭を下げて返せよという話です。意思とかそんなのどうでもいいから、早く行動で示しなさい。あるいはせめて一筆書いて署名捺印しなさい。

レプリカを作りたいとかほざいているようですが、そんなものは返還したあとからどうにでもなるでしょう。盗品を返すだけのことにあれこれ条件を付けやがって、盗人猛々しいとはまさにこのことです。まるで誠意が感じられません。

日本側も例によって良くも悪くもお人好しな日本人という感じで、何でそんなのを簡単に信用してしまうのでしょうかね。それこそ盗人に追い銭になりますよ。あっちはどうせ大統領選で政権が左派に戻るまで、あの手この手で引き延ばすだけのつもりでしょうに。

「Googleストリートビュー」でもその惨状が見られることで有名な名所()ですね。

新木場(東京都江東区)というのは、都心方面から電車で浦安ネズミ帝国へ向かうときに通りますので、分かる人は分かる通り倉庫街です。近年は物流拠点なんかも出来ています。湾岸というとお台場あたりのきらびやかな印象があるかもしれませんが、夜には刑事ドラマで麻薬取引の現場になりそうな感じの所もあるのですよね。人目につかない、誰もすぐには通報しないとなれば、車両なんか放置し放題になってしまいます。

なお、東京には同様の問題として葛飾区の〈西水元の放置船〉というやつもありまして、あれなんかは都県境の大場川を挟んでこちら埼玉側にも激しく迷惑となっています。東京都でも葛飾区でもいいから、あれを早く何とかしろや。

先日来、炎上が続いている件ですが、見かけるたびに怒りがブーストされます。

〈演奏のうまい人だけが弾いてよいストリートピアノ〉なんて聞いたことがありません。壊れるような乱暴な扱いはやめてとか、長時間占有しないでとかいう注意事項なら理解できますけど、下手な奴は弾くなだなんて、そんなのはストリートピアノとは言いません。ストリートピアノとは、ピアノに触ったことのない子供でも音を出してよいものですよ。

恐らくこの(自称)ストリートピアノは、近ごろYouTubeなどで見られるプロまたはセミプロのピアニストが突然ストリートピアノを弾きだして喝采を浴びるような動画に感化された商売人が、ストリートピアノの概念も意義もろくに理解せずに置いたピアノなのでしょう。〈自由に弾いてよいピアノ〉を置いておけば、YouTubeみたいに、うまい人が勝手にタダで演奏して客寄せになってくれるだろうなどと、なめくさった考えで始めたのでしょうね。

商業施設のBGMを弾いてほしいなら、音大生のバイトでも雇って給料を払って弾かせればいいのであり、それ以外の時はピアノに鍵をかけておくべきです。もちろん「ストリートピアノ」の名はすぐさま返上しなさい。