死人が出ても変わらない
- 「熱中症の被害者が出ても、夏の甲子園が絶対になくならない事情」 << 「ITmedia ビジネスオンライン」
高校野球はきっと死人が出るまで今のやり方を変えないのだろうな、と思ってきたのですが、最近では、死人が出ても変えないのだろうという気がしてきています。
今年の夏の甲子園は開会式で、熱中症対策として水分補給タイムが設けられたりしたらしいですけど、まるで分かっていませんね。水分補給はこまめにしなければいけないのですよ。さんざんいろんな情報源から言われているでしょう、そんな基本的なことは。
例えば、7月22日、新潟の私立加茂暁星高校が地方予選準決勝で敗れたことを、「練習直後に倒れ…亡き女子マネジャーへ、捧げる2本塁打」(朝日新聞デジタル 2018年7月22日)なんて感動秘話っぽく報道したが、実はこの女子マネージャーは、「練習後に約3.5キロ離れた学校に戻るため、選手とともにランニングをさせられて倒れた」のである。
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ああ、その事故(というか事件)のことならよく覚えていますよ。何せ私も言及したことがある件ですから。野球部監督の過失で女子マネを死なせたと言われても当然の事故(というか事件)を、1年後には変に歪曲して〈美談〉に仕立て上げるとか、築地メディアは本当にえげつないですね。