通称「vvvウイルス」 限りなくデマに近い一応事実
先週から通称「vvvウイルス」なるものについての話がネットを席巻していたのですが、私は例によって「ほう、Windowsのみなさんは大変ですなぁ」と対岸から眺めつつ、しかしいつまで待っても、ネット・メディアのニュースではちらっとネタにはなるもののセキュリティ関係筋からのきちんとした情報が出ないので、どうもおかしいと思っていたところ、やはりこんな感じでした：
- 「話題の“vvvウイルス”、「日本で被害が急増した形跡は見当たらない」とトレンドマイクロ、とにかくパッチ適用など基本的なセキュリティ対策をしっかりと」 << 「INTERNET Watch」
早い話が、こいつは最近よく聞くランサムウェア（身代金要求型マルウェア）の一種で、特に猛威を振るっているわけではないのだけれど、そうはいっても感染すると厄介であることに変わりはないので、みなさん気をつけましょうね、ということです。ウイルス対策でお決まりのように言われることですが、ソフトウェアのアップデートなどは常にきちんとしておきましょう。
この通称「vvvウイルス」にまつわる騒ぎについては、山本一郎氏がポイントを押さえて書いています：
- 「vvvウイルス騒動とは何だったのかを簡単に振り返ってみる」 << 「Yahoo!ニュース」
確かにランサムウェアは、幸いにというべきか日本ではあまりなじみがなかった（言われてみれば、ランサムウェアに関する話はたいてい海外発でした）ため、こんな騒ぎになってしまったのかもしれません。