嘘つきで約束を守らない国として世界におなじみの韓国が、またやらかした。今回の一件はこれまでになく極めて悪質かつ危険であり、日本側としては遺憾の意と強い抗議くらいで終わらせてはいけない。

韓国は、自称元徴用工訴訟の判決で日韓基本条約を反故にしたのに続き、日本との防衛上の同盟関係も破棄する意向であることを行動で示してきた。

岩屋毅防衛相は21日、海上自衛隊のP1哨戒機が20日に日本海の能登半島沖で韓国海軍の艦艇から射撃する際に使う火器管制レーダーを照射されたと発表した。

水上捜索レーダーではなく、火器管制レーダーである。撃墜目標を捕捉し追尾するためのレーダーである。いわば、隠れる物陰もない所で数メートルの距離からいきなり銃口を向けられたようなものだ。これが中共軍やロシア軍などによる挑発行為ではなく、曲がりなりにも日本と同盟関係にあることになっている韓国軍による行為となれば、驚くばかりである。

ちなみに、この種のレーダー照射をされた場合、された側が先に攻撃を始めても国際法では違法とならない。

私は当初、嘘つきで約束を守らない国として世界におなじみの韓国のことだから、どうせ「そんなレーダー照射なんかしていない」としらを切るだろうと予想していたのだが、嘘つきで約束を守らない国として世界におなじみの韓国とはいえさすがにそれは無理だと思ったらしく、レーダー照射の事実は認めた。しかし、嘘つきで約束を守らない国として世界におなじみの韓国の言い訳は、やはり嘘つきで約束を守らない国として世界におなじみの韓国らしい言い訳だった:

これに関し、韓国海軍関係者は「遭難した船舶にレーダーを照射したのを日本側が誤解した。狙ったことではない」と反論した。

つまり、韓国側の言うことが事実だとすれば、当該艦船は遭難船の捜索のために、水上捜索レーダーではなく火器管制レーダーを使用し、それを海上ではなく空に向け、事前通告もなく海自機に数分間、複数回にわたり照射し、海自機が意図を尋ねても回答をよこさなかった、ということになる。

いくら嘘つきで約束を守らない国として世界におなじみの韓国とはいえ、こんな嘘が通用すると思っているのだとすれば、よほど馬鹿なのか、あるいはよほど日本を馬鹿にしているのか、そのいずれかもしくは両方であろう。

人に銃口を向けるような真似をしておいて、「なぁに、冗談だよ。そうマジになるなよ」と笑って済ませられると思ったら大間違いだ。きっちりとケリをつけてもらおう。