つらい子は保健室よりも図書館へ
もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。
— 鎌倉市図書館 (@kamakura_tosyok) 2015, 8月 26
自分が悩んでいることのほとんどは、何千年も前から多くの人たちが悩んできたことで、図書館にはそれが蓄積されている。そこに答えは見つからなくても、前に進むための新たな問いやヒントは必ずある。それを手繰り寄せる楽しみはある。
読書の意義というものをそういうふうに教えてくれる大人は、子供の頃の私の周りには一人もいなかったなぁ。小学校の教諭なんか「たくさん本を読みましょう」しか言わなくて、ナントカ帳に変なシールを貼らせて読書を急かしたりするだけだった。
「走れメロス」を読んで「美しい友情に感動しました」という読書感想文を書けるようになるために、本を読むのではない。むしろこういうものを書けるようになるためだろう。
学校がつらい子は、保健室よりも図書館へ。いや、つらくない子も。