通貨偽造とはいえないものの
例のタンザニアの記念コインの件ですが、タンザニア銀行がプレス・リリースを出しました。
ソーシャル・メディアに出回っている噂で、2019年7月タンザニア銀行が、表側に独島を、裏側にタンザニアの紋章を描いた3,000タンザニア・シリングの記念硬貨を発行した、というものがあります。タンザニア銀行は、その噂は悪意があり根拠がないものだということを、明確にいたしたいと存じます。さらに、当行はいかなる形においても、いかなる企業とも、そのようなコインを鋳造する契約はしておりません。
[筆者訳]
一国の通貨をかたる硬貨が、その国の政府も中央銀行もあずかり知らないところで勝手に製造され販売されていたとなれば、これは通貨偽造とまではいえないものの、当局としては明確に兌換性を否定しておかないと面倒なことになるわけです。
どこの国の誰がどこの国の誰に金を払ってこんなものを作らせてどこの国で儲けようとしたのか知りませんが、ふざけた話です。