まともでない国の司法はひと味もふた味も違う
韓国の元慰安婦やその遺族らが日本政府に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、ソウル中央地裁で行われた。慰安婦問題をめぐり日本政府が被告となる裁判の審理が、韓国で行われたのは初めて。日本政府は、外国政府が他国の裁判から免除される国際法上の「主権免除の原則」に基づき出廷しなかった。
[「慰安婦訴訟の初弁論 「主権免除」の原則で日本政府は欠席 ソウル中央地裁」 << 「産経ニュース」]
これは日本政府の言っている「主権免除の原則」にまるまる理があり、こんな訴えはそもそも却下されるべきであって、まともな国の裁判所であれば当然そうします。審理に入ること自体が異常です。やはりまともでない国の司法はひと味もふた味も違うといったところを、いわゆる元徴用工訴訟に続いて見せてくれている感じですね。
だいたい、いわゆる慰安婦問題については、2016年の日韓合意で「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」しています。韓国の元慰安婦のみなさんは、損害賠償を求めたければ韓国政府に求めるべきです。
悪化している日韓関係について、仮に表面的には韓国が改善したがっているかのように見せる場面があるとしても、実際のところは違います。韓国側は日韓関係を改善する気などなく、むしろ積極的にさらに悪化させようとしているのは、件の狂った訴訟の扱いからも明らかです。あちらがその気なら、こちらとしてもその意向に沿う形で対応してあげるしかないですね。