野党に見切りをつけた
「桜を見る会」をめぐる今般の騒動によって、私は完全に野党に見切りをつけることに決めた。
「私があのホテルに立食パーティーの見積を出してもらったら、1人11,000円と言われた。しかし『桜を見る会』前夜祭の立食パーティーは1人5,000円でやっているという。差額の6,000円は安倍首相が補填しているに違いない。公選法違反だ。安倍の事務所を調べろ。もし安倍が金を出していないのなら、ホテル側の不当な値引き、違法な政治献金だ」──などと彼らは恥ずかしげもなくほざいている。社会常識が欠けているにも程がある。普通に民間企業の営業職を2、3年やってみれば分かるようなことすら、彼らには分かっていないのだ。
まともに社会経験があれば分かるはずである。全く異なる条件での全く別のクライアントに対して、同額の見積額を出すということはあり得ない。〈長年付き合いがあって毎年多額の金を落としてくれる信用のあるご贔屓さん〉と〈どこの馬の骨かも分からない一見さん〉とで扱いが変わるのは、世の習いというものではないか。商売を何だと思っているのだろうか。
しかも、あの前夜祭は旅行代理店が手配して販売している。基本的には「桜を見る会」出席者(多くはあのホテルの宿泊客でもある)を対象に、だ。個人がホテルに直接連絡をとって立食パーティーだけの見積を出してもらう場合より、安くなるのは何らおかしいことではない。旅行業界の仕事を何だと思っているのだろうか。激安海外ツアーなどの広告を目にしたことはないのだろうか。
こんなことでまた国会が滞るのかもしれないと思うと、ため息が出てくる。台風被災地の復興とか、政治がやらなければいけないことは山ほどあるというのに。今の野党は国益を害する存在以外の何ものでもないから、国会から駆逐しなければならない。
野党関係者どもに言いたいことはいろいろあるけれども、とりあえず一つだけ。もし社会人としての最低限の常識があるのならば、このたびの騒ぎで具体的に名前を挙げられているホテルや鮨店などに対してはちゃんと謝れ。