小山芳立

一昨日午後から国会議事堂前で行われている、水分補給だけでなくカロリー摂取もしっかりできるポカリスエットを飲みながらのハンストごっこですが──

最初からこんな調子だったため、もしかして彼らは道路使用許可を取っていないのではないかと疑う声が多く上がっています。さすがにまさかそんなことはないだろうと最初は思いましたが、タイムラインを追ってゆくと、どうやら本当に道路使用許可を取らずにやっているような感じがします。

政党の下部組織の傀儡だから一応は遵法意識のあるSEALDsと違って、このハンストごっこは過激派の系統なので、法秩序など最初からどうでもいいと思っているのかもしれませんね。

仮に彼らが道路使用許可を取っていないのであれば、警察が撤収を求めてくることに「法的根拠」はあります。

仮に道路使用許可を取っていないのであれば、そんなのは「正当な表現行為」ではありません。ストリート・ミュージシャンだってそのくらいのわきまえや覚悟はあります。

この手の人たちっていつもそうですけど、警察に何か言われたらすぐ「弾圧」だと喚けばいいと思っていますよね。いっぺんちゃんと「弾圧」の意味を辞書で調べたらどうでしょうか。

写真を見る限り、明らかに往来の邪魔ですし、おまけに点字ブロックを妨害しています。彼らは安保法案が云々と高尚なことを語る前に、小学校の道徳の授業からやり直してくるべきではないでしょうか。

取材に来ている報道陣も罪深いと言わざるを得ません。そのせいでこの学生たちは変な勘違いをするのです。こんなのは、私みたいなのがネット越しに眺めてニヤニヤするためのネタにすぎないのであって、社会現象でも何でもないですよ。

まあ、10代最後の夏のすてきな思い出作りにせいぜい励んでください。できれば違法行為はやめたほうがいいですけど──あ、ひょっとして、未成年だから処分が甘いだろうという思惑もあったのでしょうかね。