新型コロナウイルスのせいで何かと息苦しい昨今ですが、そんな中ささやかな笑いのネタをいくつか提供する時間となりました。というか、これ絡みでは昨今ネタがやたら多くて──。

航海中に船内でウイルス感染が広がったダイヤモンド・プリンセス号を、日本が親切に横浜へ入港させてやって14日間検疫し、乗客が快適に過ごせるよう官民が力を尽くしていた時に、やり方がなっておらん、船が巨大なウイルス培養シャーレになっているなどと、さんざん日本をボロクソに言っていた海外メディアさまがたに、大変残念な知らせがあります。同じようなクルーズ船問題に目下直面しているアメリカが、右往左往している模様です。

このグランド・プリンセス号、サンフランシスコに入港させてもらっていません。沖止めです。それも港湾内ではなく、陸から全く目視できないほど遥か沖合に、沖止めです。ひどいですね。これでは崎陽軒のシウマイ弁当も差し入れできないではありませんか。浦賀に来た黒船だって、岸から見物できる程度の距離でしたよ。

グランド・プリンセスの乗員乗客合わせてざっと3600人が、これからどのような検疫生活を強いられることになるのか、2週間後にどういう状態になってしまうのか、いささか心配です。まあ、きっとアメリカさんなら日本と違って見事にやってのけてくれるのでしょうね。頑張ってください。

一方、破竹の勢いで感染者数を伸ばし続けている、われらのアレな隣国ですが、けったいな動きがありました。日本が中共と韓国からの入国を大幅に制限する策を打ち出したことについて、北京は特に何も言ってきていませんが、ソウルが例によって例のごとく例のアレです。な、な、なんと〈報復措置〉を検討するなどと言っていますよ。

青瓦台のキム・サンジョ政策室長は「日本の発表を見て本当に失望した。深い遺憾の意を表する。6日、政府の公式見解を発表するだろう」と述べた。別の政府当局者は「日本からの入国者の隔離や、日本から来た航空機の着陸制限などを検討している」と言った。韓国外交部は同日夜、駐韓日本総括公使を呼んで抗議した。

明鏡止水の馬鹿とでもいいましょうか。あのね、君らの国は世界の多数の国々から入国制限を食らっているのに、なぜ日本にだけ文句を言うのですかね。日本だってあちこちで入国制限を受けていますが、どこにも〈報復措置〉なんて言ったりしませんよ。イタリアもね。こんなの韓国だけでしょう。

これまで韓国政府は、日本に対しては新型コロナ拡散が進行中にもかかわらず、1段階の「旅行留意」警報程度だけを発令してきた。しかし、この日安倍首相の強硬姿勢に接した青瓦台が正面対抗して、再び韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)延長問題を取り出す場合、状況は韓米関係にも広がるおそれがあるという憂慮も出ている。

おいおい、GSOMIAと何の関係が(笑)。まあ、別にかまいませんけどね、GSOMIAを破棄してくれても。

さて、よその国のことばかり笑ってもいられません。日本にもなかなかすごいのがいます。

最初にこれを聞いた時、ちょっとかわいそうかなとも思ったのですよ。自宅待機と言われても自宅に食料が無尽蔵にあるわけでもないし、ちょっとは買い物や食事に出かけたりしなければ生きていけないでしょう。

でも、よくよくあとから記事を読んでみると、別にこの人は一人暮らしというわけではないのですよね。同居の家族がいるので、どうしても自分で外に出なければならないということでもないのです。

そして、さらに──

ちょっと待ってくれませんか。ニュース記事に書いてあった「飲食店」というのは──。

こんなことで有名にされては、店のほうとしてもたまったものではありませんな。

では、今日も手洗い励行でいきましょう。