日本だけが問題を解決しても五輪は無理
奇しくも東京五輪の聖火がギリシャで採火されたのと同じ昨12日、アメリカのトランプ大統領が五輪の延期に言及しました。
- 「トランプ米大統領「東京五輪1年延期も」 新型コロナ感染拡大で」 << 「時事ドットコム」
どうも東京五輪組織委の森委員長も、東京都の小池知事も、そして安倍首相もよく分かっていないようなのですが、今夏の開催は無理です。私の勝手な想像では、日本における新型コロナウイルスの感染拡大は3月中になだらかな山を越え、4月中には完全収束とまではいかないまでも明確に制御できている状態になりますが、一方、諸外国とりわけ欧米諸国は6月ぐらいまで悪化し続けると思われます。あちらでは7月に選手を送り出せる状態にないでしょうし、こちらとしても入国規制を解除して選手や観客を迎え入れられるような態勢は作れません。変に面子ばかり気にして無理に無観客試合なんてことをすれば、それこそかえって経済への負担ばかりが増して誰も得をしません。
五輪は、開催都市さえ問題がなければ開催できるというものではありませんよ。早いうちに、延期を前提として対応を進めるべきでしょう。水面下でやってくれているならいいのですが──。
さて、そのトランプ大統領、どうもこの人もよく分かっていないみたいで、アメリカは平気だ大丈夫だと変な自信があるようですが、自国の状況をもっと心配したほうがいいですよね。しかも、ひょっとすると彼自身がやばいのではないかという話も聞こえてきました。
- 「トランプ氏と面会の高官、新型コロナ陽性 ブラジル」 << 「AFPBB News」
トランプ氏なら、握手したあと手を洗わずに、大好きなハンバーガーを手づかみで頬張ったりしても何ら不思議ではないので、そろそろ潜伏期間が明ける頃ですし、何がどうなるかはしばらく様子見です。
また、アメリカの隣国カナダでもちょっと問題が起きていますね。
- 「トルドー首相が在宅勤務 ソフィー夫人に症状―カナダ」 << 「時事ドットコム」
夫人はどうやらイギリスで罹患してきたようです。
この対ウイルス戦、まだしばらく続きそうですけれども、われわれはしっかり手を洗っていきましょう。本日は看護師の方からの手洗い情報をどうぞ。