オーバーブッキングは織り込み
搭乗便未定つまり搭乗券なしのまま出国審査を通れる場合があるということを、このたび初めて知りました。勉強になりますな。
オーバーブッキング(予約超過)はよくあることですから、これは見ておいたほうがいいですよ。幸いなことに、私はまだオーバーブッキングで乗れなかったという経験はありませんが。いわゆるインボラならあります。
俺はお客さまだぞぉとごねれば押し通せると考えるのは、日本人(特に年配の人)の悪いところで、泣こうが喚こうが何をしようが飛行機の座席は増えません。これ、約款にも実はちゃんと書いてありまして、航空会社というのは単に客と荷物を目的地まで運ぶことにしか責任を持たないのですよ。それ以上のことは航空会社の好意でやってくれているだけです。
オーバーブッキングなんて航空会社側の手違いではないか、というのはその通りです。けれども、ある程度の数のキャンセルや変更を見越して航空会社がオーバーブッキングすることは認められていますし、乗る側としても、チェックイン・カウンターで座席がないと告げられる程度のことはあり得るものだと理解しておくべきです。特に私のように、エコノミー・クラスでもって予約クラスも低く、マイレージもないような客はね。
この動画の例のように、航空会社側がそれなりの対処(振り替え便の確保や、変更の協力に対する謝礼金など)をしてくれるのであれば、素直に言うことを聞いたほうがいいでしょう。どうしてもこういう目に遭いたくなければ、あらかじめオンライン・チェックインなどでしっかり押さえておくことです(それでも駄目だったという話も聞いたことがありますが)。また、特に国際線なら、1日ぐらいの日程の遅れは最初から織り込んでおくべきでしょう。