腹に据えかねる
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)の元会長、横田滋氏が先月亡くなった折、遺族が記者会見で述べた内容をマスメディアのほとんどが歪曲編集の上で誘導的な論評を加えて報道するという、実にふざけた真似をしてくれました。
会見全体をノーカットで視聴することも可能なのですが、いかんせん長いので、重要なポイントに絞って見られる媒体はないものかと思っていたら、関西のテレビ番組で取り上げられていました。
安倍政権は拉致問題の解決に向けて何もしていないではないかなどと言っている薄っぺらなジャーナリストやメディアを、横田哲也氏がバッサリと斬り捨てました。家族会の方たちは当然、政府との連絡を保っているからです。
この問題について政府がどういう情報を握っているか、どう進捗しているかといった機密を、大っぴらにできるはずがないことはちょっと考えれば分かるはずです。もちろん、本来そんなことを家族会が口にすべきでもないのですが、哲也氏たちはジャーナリストやメディアのふざけっぷりがかなり腹に据えかねたのでしょう。