煽り運転防止のため「ドライブレコーダー搭載車」「録画中」のたぐいのステッカーを車の後ろに貼ろうかと思い、実はひと月ほど前に1枚買ってあったのですが、結局まだ貼っていません。恐らく今後も貼らないのではないかと思います。

というのも、ドライブレコーダー (ドラレコ)を装着しただけでかなり効果的に煽り運転よけになっているからです。

私が車に付けているドラレコは、スマートルームミラーと呼ばれるタイプのものでして、説明するより動画を紹介したほうが早いと思いますので──

私は単純に、ドラレコのスペックに加えてリアの視野が広くなるのを魅力に感じて買ったのですが、ひと月余り使ってきた感想としては、煽り運転よけの効果が予想以上に大きいという点に感心しています。

通常のルームミラーは、つまりは鏡ですから、後ろからのぞいても運転手の目もとがちょっと見えるくらいです。ところが、スマートルームミラーの場合、後ろからのぞくと自分の車が映っているわけで、これ自体が後ろの車に対する強い警告になります。しかも、鏡ではなくて実際は後方カメラのモニタなのですから、夜は特に画面が発光して後ろからはっきり見えるため、とても効果的です。たまに近づきすぎる車が後ろにいたら、信号待ちの時にスマートルームミラーを触って何か操作するそぶりをしてみせると、その後はおもしろいように車間をとってくれます(笑)

さて、このタイプの製品はいろいろ出ていますけれども、買うのであればやはり日本のメーカーのものを選んだほうがいいでしょう。

ネオトーキョー ミラーカム MRC-2020 については、上掲の動画には嘘がないことを、ユーザの一人として証言します。が、ちょいとばかり注意点が:

  • 取り付けが簡単というのはあくまでも、配線を車内にむき出しで這わせても気にしないのであれば、という話です。配線を内装の裏に隠すとなれば、素人ができる作業ではありません。私は業者に頼んで3時間かかりました。特にリアのカメラの配線は大変だったようです。
  • 軽自動車のルームミラーの場合、上のスペースが狭いため、このような製品を取り付けると配線が邪魔になって動かせる範囲が狭くなり、通常のミラーとして使うことはほぼできなくなると考えたほうがいいです。もちろんスマートルームミラーとしての機能には何の問題もありません。
  • リバースの時に表示されるガイド線はあまり当てになりません。ちょっとした目印程度のものです。

また、リアの視野がとても広くなるため、感覚的には後ろの車が実際より遠めに見える一方、ドアミラーに映る範囲よりさらに外側まで画面に入ってしまいます。慣れないうちはとまどうでしょう。