自治体首長が優先的にワクチン接種を受けて何が悪いのか
はっきり言ってくれましたね。いい仕事です。
河野太郎ワクチン担当相は21日午前の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチンに関し、自治体の首長らがキャンセル分を接種し、批判を集める事案が全国各地で相次いでいることを念頭に「批判を恐れて廃棄することがないように自治体の裁量で廃棄しないで有効活用してほしい。自治体がやったことで批判があれば、それは私が責任を取る。どうぞ遠慮せず貴重なワクチンを使ってほしい」と語った。
[「河野氏、首長のキャンセル分接種「私が責任を取る。どうぞ遠慮せず」」 << 「産経ニュース」]
キャンセル分のワクチンは再凍結して保存することもできないので、さっさとほかの人に打たないのであれば廃棄するしかありません。また、自治体の首長や職員の接種優先順位が高いのは当然のことで、それはインフルエンザのワクチンなどでもふだんからそうではありませんか。そんなことが批判を集めたりするなんて、本当に世の中が狂っています。
昨日も書きましたが、コロナ禍は人々の僻み根性と妬み根性を肥大化させてしまっているようです。自分の言動が恥ずかしくないか、ちょっとひと呼吸おいて冷静に考えてみましょう。人としての矜持は失わないでいたいものです。
というか──自治体首長が先に摂取するのはけしからんと騒いでいる人たちって、ほんの数カ月前にワクチンは危ないアナフィラキシーで死ぬぞ俺は受けないぞとか喚いていた人たちでは?