「サナエノミクス」というネーミングのセンスは最悪だと思いますし、 “Sanaenomics” なる語は英語的にすごく発音しにくい気がするのですが、それはともかく。

高市氏の政治指向についての意見は大きく割れるところでしょうし、私も半分は賛同できないのですが、少なくとも経済面だけに関していえば、3候補の中で最も明快かつ攻めの策を打ち出しているのが彼女だと思います(かといってすべて良いわけでもありませんが)。だって、あとの2候補は「議論が必要」とか、「財源は国債」と言いつつその国債の種類は不明瞭だったりするありさまですからね。

そういうことを考えると、高市首相が誕生したら株価への好影響が期待できるでしょう。もっとも、高市首相が誕生する確率は高くないですけど。

なお、菅首相が自民党総裁選不出馬を表明してから株価が上昇しているのは、次期政権への期待感ではなく、与野党政権交代が起きないという安心感によるものでしょう。

いやぁ、しかし、どの候補も一長一短で困りますな。え、ゲル? あれはどうでもいいです。