今さら気づいたのかよという感じですが。

それぞれの世代がどういう年齢の時にどういう時代を生きてきたのかということを考えれば、何ら不思議なことではありません。暗黒の民主党政権時代に就職活動で打ちのめされた世代や、自民党政権に戻ってから楽々と就職できている世代が、どういう指向になるかは明らかです。

若者はちゃんと投票に行け、若い世代の投票率が上がれば政治を変えることができる、なんてことを言う人がよくいますけど、現状としては若者の投票率が上がれば自民党がもっと議席を増やすだけですよ。そのへんの認識がまるでできていない人が多すぎます。

また、アンポハンタイと叫んでいた世代はいまだにその感覚のままのようですが、今の若者にしてみれば、物心ついた頃には北朝鮮が核実験をするわ、ミサイルを射ってくるわ、中共が覇権主義化して日本の周りに潜水艦を泳がせるわ、台湾有事の危機が語られるわという情勢です。時代は変わったということが分からないのでしょうか。

若者は権力に反抗するものだ、全く近ごろの若いのときたら、などと団塊の世代あたりは言います。しかし、若い世代にしてみれば、そんな判で押したようなことばかりほざく老害こそが反抗の対象たる権力なのですよ。