感染予防策の趣旨を理解していない
新型コロナウイルス感染予防策を積極的に講じるのはいいのですけど、趣旨を理解していないためにおかしなことをする人が少なくありません。人通りの少ない住宅地を一人で歩いていて他人と擦れ違うときに2メートル以上空けられるような状況でもマスクを着けていたりとか、車に一人で乗って運転しているのにマスクを着けていたりとか。ええ、正直、アホかと思いますよ、毎回。
- 「ビュッフェの手袋、エレベーターの抗菌シート・・・そろそろ過剰な感染対策をやめていこうッ!」〔忽那賢志〕 << 「Yahoo!ニュース」
この記事の中で私が特に思うのは、トイレのハンドドライヤーです。
ハンドドライヤーは手を洗った後に使用するものですので基本的にきれいな手を乾燥させるために使用するものであり、そこに新型コロナウイルスがいて、エアロゾルが舞って感染するなんてことは極めて稀であり、そんなことを気にするよりはマスク着用と手洗いという基本的な感染対策を徹底することが重要です。
[同]
ハンドドライヤーを使っても感染拡大を助長しないというのは、私の認知するところではかれこれ1年以上前から言われてきたことですが、世間ではまるで認知されていません。まあ、ハンドドライヤーが使えなくてもペーパータオル等が備えられていることが多いので、特に問題はないのですが。
結局のところ感染予防は、手洗い、マスク、距離、そしてワクチンに尽き、それ以外はほぼ無駄でしょうね。たとえハンドドライヤーを使うのをやめても、たとえ一人でいるときにマスクを着けていても、大勢が集まって忘年会で飲み食いしていたら意味がない、ということを時節柄述べさせてもらいます。もちろん、対策のちゃんとなされた店で、家族など身内が3、4人で食事するぐらいのことまで控えなくてもいいでしょうけど。