いづれの御時にか
『源氏物語』は全部で54帖ありますから、毎週1帖分ちょっとぐらいずつやっていけばちょうど1年でこなせるので、ぜひNHK大河ドラマでやってほしいものだという気持ちが昔からありました。とはいえ、大道具小道具に金がかかるし、内容が内容であるだけに日曜夜8時の公共放送ではちょっとどうなのかという問題がありまして、さすがに無理だろうと思っていましたら、変化球で実現しましたよ。
- 「再来年の大河ドラマは「光る君へ」 主演は吉高由里子さん」 << 「NHKニュース」
戦国ものや幕末ものにはとっくに食傷しているので、こういうネタを掘り起こしてくれるのは嬉しいですね。紫式部の時代といえば、彼女とデキていた説もある藤原道長が権勢を誇っていた頃で、同時代には清少納言、和泉式部、藤原道綱母、菅原孝標女などなど日本古典を代表する名だたる女流作家が活躍していました。
さて、こうなったらぜひ近いうちに額田王の大河ドラマ化も──。