新型コロナウイルスの水際対策について、少なくとも日本人の帰国に関しては何とか十分といってもよさそうな緩和が、ようやく6月から実施されるようです。

新たな対策では、ウイルス流入リスクに応じて各国・地域を「青」「黄」「赤」に3分類。最もリスクの低い「青」グループからの来日では入国時検査と待機を免除する。「黄」グループはワクチン3回目接種済みを条件に検査と待機を省略。「赤」は検査と3日間の待機を引き続き求める。

要するに〈赤〉指定以外からの帰国なら、ワクチン接種証明と陰性証明があれば入国時検査も待機もない、ということのようですね。かなりの改善です。

〈赤〉は、恐らく現在の厚労省と外務省の用語でいうところの〈水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域〉(しばしば略して〈指定国〉)に該当するものだと思われますが、そうだとすると数はかなり少ないです。22日現在の〈指定国〉は、エジプト、パキスタン、ブルガリア、南アフリカ、ラオス、ロシアとなっています。なお〈指定国〉などのリストは頻繁に更新されているため、海外渡航の予定を立てるなら帰国の時まで毎日確認しないといけないという、なかなか面倒なものです。