この人たちの言っていることを、帳簿(複式簿記)の知識のある人に一度見せてみるといいですね。別に大企業の経理担当者などでなくても、例えば日商簿記3級を取った高校生とかでいいです。きっと腹を抱えて大笑いするはずですよ。

そもそもの話、勘定項目に「内部留保」なんてありません。

「大企業の内部留保を、政治が適切なところまで絞ってあげる」とは、要するに、企業が売上の中から従業員の給料を払い、仕入れ費用や諸経費を払い、税金を払い、それで金庫に残った金やそれによる設備投資があるのはけしからんからその分をさらに税金として払え、と言っているわけです。もっと分かりやすくいえば、すべての企業は自転車操業でなければならない、という意味です。言っていることが鬼より怖いですよね。