昨27日は安倍元首相の国葬儀が執り行われました。

国葬を行うことについて私は関心が低く、特に賛否いずれでもなかったのですが、ただ、反対する人たちの言い分が全く何一つ当たっていなくて馬鹿馬鹿しいとは思っていました。本当に、冗談ではなく、私の見聞きした限りでは彼らの言い分は何一つかすりもしていませんでしたよ。要は〈俺は安倍が嫌いだから国葬なんかするな〉というのが彼らの本音にすぎず、とはいえ好き嫌いで言っても駄目というのは分かっているから、いろいろ考えてこじつけただけの浅はかな言説でした。

特に「弔意を強制するな」というやつですかね。私のもとには、役所などから国葬当日は弔意を表せという通達など来ていませんし、仕事関係や近所付き合いでもそういった圧力はありませんでした。ええ、これが答えですよ。

むしろ国葬反対の人たちのほうこそ、役所の半旗掲揚や首長の国葬出席に抗議したりして、〈弔意を表さないことを強制〉するという行為に出ていましたね。そう、彼らはいつでも何でも〈自分たちの強制は良い強制〉という姿勢のセーギノミカタです。

また、国葬当日の彼らの行動たるや、黙祷の時間を妨害するためにデモで武道館を取り囲んで鳴り物で騒音を立てることを画策するとか、もはや人間性を疑われる次元のものでした。もうこうなると意見の相違といった話ではなく、人として卑しいだけです。どういう親にどういうしつけをされるとあんな人間に育つのでしょうか。もっとも、反対デモの参加者が少なすぎてとうてい武道館を取り囲むことなどできず、むしろ武道館を取り囲んだのは一般献花者の行列だったようですが。

さて、国葬も終わりまして、ハンタイ祭りで騒いでいた人たちは今日から何を心の支えにして生きてゆくのでしょうか。まあ、当面は統一教会問題なんてのもありますし、そのあとも何かネタを探してはハンタイ祭りを繰り広げるのでしょう。何が楽しいのかよく分かりませんけど。