無有代車
今日うちのお嬢を車検に通してきました。必要な部品交換も済ませ、つつがなく片づいてホッとしています。
車検や修理のたびに憂鬱になります。作業それ自体に関することではありません。代車についてです。
「代車無料!」─。車検などを請け負う業者はたいていそううたっていますよね。あれは嘘ではありません。が、結構曲者ですよ。
「代車無料」の正確な意味はこうです: 「確かに代車は無料だと言ったが、必ず用意できるとは言っていない」
事前の見積もりなどでいろいろ話を詰めて、最後に奴らはこう言ってくるのですよ: 「では、ご希望日に代車を用意できるかどうか確認いたします。しばらくお待ちください」─。本当に、たったそれだけの確認のために10分ぐらい待たせて、結局その日に代車の空きはないと言われ、ほかの希望日を言ったらまた10分ぐらい待たされ──ということも実際にありました。別に車検の混雑する時期だったわけではありません。
別の業者では、代車の用意できる日が2日しかないからどちらかを選べと一方的に言われ、唖然としたことがあります。提示された2日がどちらも私の都合に合わないのです。ほかの日付で可能かどうか確認してくれと言ったら、露骨にムッとして黙り込まれました。これまた、別に車検の混雑する時期だったわけではありません。
幾多の経験の末、〈本当に代車を用意できる業者〉というのも最近は分かってきました。〈無有代車〉の業者なんぞつぶれてしまえと思っています。