小山芳立
基本的には、「一定の速度で走れば、先の信号はちょうどいいタイミングで青信号となる」ように制御されています。速度と信号間の距離から時間を割り出して、信号の変わるサイクルをずらし、交通の流れを円滑にしているのです。
［「「また赤信号だ！」実は必然？ 人間心理を突いた信号のカラクリ せっかちドライバーは“制御”されている」 << 「乗りものニュース」］

信号の系統制御の話はたまに聞きますけど、私はあまり信用していません。なぜなら、ふだん「せっかち」ではなくおとなしい運転を心がけている私でも、やたら青信号ばかりでスイスイ行けてしまうときと、同じ道路を同じ時間帯に走ってもほぼすべての信号が赤で引っかかるときがあるからです。実際に系統制御が行われているかもしれないにせよ、その性能は信頼に足るものではなく、それよりも「運の巡り合わせ」への依存度のほうがはるかに大きいと私は思っています。

どうせやるなら、車をナンバーごとに個体識別して、たちの悪い車に対しては赤信号にしまくる、というぐらいのことをしてもらいたいものです。今の時代のAI技術なら十分可能だと思いますよ。