赤い意図
宮古島市役所に勤める50代男性は「もし陸地に墜落していたら、大変な事態になっていた」と不安そうに言い、こう要望する。
「なぜ事故が起きたのか、本当に機体は安全なのか、住民に説明する必要がある」
[「「もし陸地に墜落していたら…」 機体の安全性、広がる懸念 陸自ヘリ事故 南西防衛強化への影響憂う声も」 << 「沖縄タイムス+」]
自衛隊機や米軍機が事故を起こすたびにこういうことを言うアレなのがいますけど、「もし陸地に墜落していたら、大変な事態にな」るのは自衛隊機や米軍機に限ったことではありません。私の家の上空あたりをよく通過する民間機がもしここに墜落してきたら、大変な事態になります。かつて御巣鷹山に墜落した日航機がもし東京都心に墜ちていたら、大変な事態になっていました。飛行機やヘリに限らず、うちの前を行き交う自動車がもし時速100キロ超えの暴走で歩道の歩行者を巻き込みつつうちに突っ込んでくれば、大変な事態になります。
つまり、自衛隊機や米軍機の事故のときだけこういことを言う、上記の「宮古島市役所に勤める50代男性」やその言葉をこんなふうに記事にする媒体には、別の意図があるということです。