今までのとは違う
フランス各地の暴動がかなりひどい状態になっている割に、日本の報道媒体での扱い方が妙に地味で、何となく違和感を覚えていたのですけど、入管難民法改正に反対してきた左派媒体としては不都合な内容だから派手に報道できないのだ、という冗談めいた言葉にちょっと納得してしまうものがありますね。
フランスはしょっちゅう暴動(デモや抗議行動と呼ぶべき範囲を明らかに逸脱したもの)が起きる国ですが、今般のものは規模が大きいのに加え、あろうことか移民層がトリコロールを焼いたりしており、今までのフランスの〈よくある暴動〉とは性質が異なっています。日本の左派媒体としては、日本人がそういうところに気づいてしまうと困るのかもしれません。