なぜ美談仕立てなのか
- 「「子どもたちのために謝れ!」おかやま山陽監督がジンバブエで土下座した日「“自筆メモ”にスポーツ省が激怒」「外務省が関係修復に乗り出す事態に」」〔Number Web〕 << 「Yahoo!ニュース」
単純にあんたが悪いだけの話じゃん、としか言いようのない記事なのですが、なぜこんなふうに変な美談仕立てにできるのかが謎です。
それから数日後、件(くだん)の担当者が激怒しているとの話が耳に入ってきた。なんでも、私の書き置きにいたく腹を立てているとのこと。私は、「Please don't disturb my job」と記したメモを、担当者のデスクに残していた。
[同]
そんなメモを残されたら私だって激怒するでしょうし、その後もその担当者と同じ対応をとると思いますよ。
土下座だ。日本において最大級の謝罪の表現である。武士の時代には、自分の首を相手に差し出し、「首を斬られても構わない」という意味で使われていたこと……。これらを英訳し、意図を説明した後、床に頭をつけた。
[同、p.2/2]
はあ? あのぉ、これはドゲザというものでサムライの時代に云々かんぬんという説明を、ドゲザする本人から聞かされるほうの気持ちを考えると、頭が痛くなってくるのですが。それと、一応言っておきますと、土下座という礼法は日本特有のものというわけでもありませんよ。叩頭とか知りません?
単純に彼個人に大きな問題があるとしか思えませんな。外務省とJICAは仲立ちしようなどと考えずに、この人をさっさと日本に送り返すべきだったのでは。いやはや、体育会系脳というのは全く──。