その方面のことに詳しい方たちの話によれば、中共当局のやり方としてはまず「拘束」(「逮捕」ではない)という形式をとり、日本人の場合は3カ月後にそれを3カ月延長し、合わせて半年まで引っ張って、そこから「逮捕」への刑事手続きを進める、ということらしいですね。アステラス製薬の件は、今がその半年目の時期に当たるわけです。今後どうなるかというと、好ましくない見立てとしては、裁判だか何だかよく分からない司法手続きを経て服役、数年は日本に帰れないという流れになるとかならないとか。

前も言いましたけど、今になっても中共ビジネスからの足抜けに向けて動かない企業なんて狂っているとしか思えませんし、業務で中国に行かされる可能性のある会社でいつまでも働き続けている人なんかどうなろうと自業自得だとしか思えません。

中国では外国人はビジネスマンのみならずただの観光客であっても、訳の分からない容疑で恣意的に身柄を拘束されるおそれがあるため、アメリカの国務省はこの夏に渡航再考警告を出していますよ。

日本の外務省も、せめてレベル2(不要不急の渡航は止めてください)を発出すべきでは。