曲がりなりにも東日本大震災当時の政権与党だったのに
はい、答え合わせの時間です。立憲民主党がピンポーン。
[立民党の泉代表は]また、政府の対応とともに、現地では被災者救援のために多くの方々が取り組んでいるものの、物資が一部の場所に集積をされたままの状態になっていて、被災者まで物資が届けられていないという情報が相次いで聞こえてきている点を取り上げ、「民間ヘリの活用なども含めて、全力で被災者の方々に物資が届くよう、求めていきたいと考えます」と述べました。
先日私の書いた事柄がこちら:
ということで、目下の能登半島地震に絡んで似非リベラル系の野党や報道媒体がやりそうなことを、過去の災害やコロナ禍などにおける例を参考にしつつ列挙しておこう。 1. 行政の災害対応の粗探しと揚げ足取りばかりを熱心にやる。「○○地区では支援物資が余ってるのに、□□地区には支援物資が十分に届いてないぞ。政府は何をやってるんだ」とかいうやつ。
とにかく何でもいいから粗探しと揚げ足取りで自民党政権を貶めたいだけであり、被災地のことなど実際はまるで気にかけていない、という彼らの本性と本心がよく分かります。
立民党は曲がりなりにも東日本大震災(2011年)当時の政権与党(民主党)でしたので、災害対応の事情はある程度分かっているはずです。泉氏も当時の菅直人内閣で内閣府大臣政務官の任に就いていました。にもかかわらず、こういう言動をはばからないのですから、極めて悪質との評価を免れるものではありません。
立民党については、こんなのもありまして──
能登半島地震の予備費使用がわずか40億円とは。大阪万博の、わずか半年使用されるだけのリングに344億円が投じられるのと比較してもありえない額。被災地への誤ったメッセージでもある。https://t.co/x1TKjRIm2T
— 杉尾ひでや 参議院議員 長野県選出 (@TeamSugioHideya) January 4, 2024
このポストにはすでに良質なコミュニティノートが付けられていて、それに私から特に補足することはありません。この人もただ単に政府に難癖をつけているだけで、居酒屋で飲んでクダを巻いている居酒屋政談と変わりません。
なお、立民党のほうでは、東日本大震災の時に民主党政権は発災数日後に300億円超の予備費を付けたんだぞぉ、などとドヤ顔をしているようですけれども、いくら今の能登半島地震の被害が甚大とはいえ、あの東日本大震災の被害規模はそれよりも桁違いに大きかったのですから、単純比較できるものではありません。
東日本大震災当時の記憶がすでに薄れている人や、当時はまだ子供だったのでよく分からないという人も多いと思います。似非リベラルの得意技である歴史修正工作が始まる前に、実際どうだったのかを書いておきますね。当時野党だった自民党は、そんな非常時なので国会での政府批判を控えめにしていました。ところが、ひと月たってもふた月たっても政府の復興政策がろくに進捗しないため、さすがにブチキレて政府批判を始めてしまいました。当時の自民党は民主党政権の足を引っ張ることばかりしていた、という似非リベラル方面からたまに聞こえてくる話は、有り体に言って嘘です。
それと、コロナ禍において私がさんざん言っていたことを、この機にまた改めて繰り返しておきますね。こういう非常時には人間の本性があらわになりますから、よくよくじっくり観察しましょう。