ナンバーワン
2日の羽田空港の事故の件です。
海保機は出発順を「ナンバーワン」と伝えられた後、滑走路に進入しており、同省[国交省]担当者は「誤認を招く可能性を現時点では否定できない」と話している。
[「出発順の伝達、当面停止 「誤認可能性、否定できず」―羽田衝突事故で緊急対策・国交省」 << 「時事ドットコム」]
「ナンバーワン」「ナンバーツー」といった表現はふだんから普通に航空管制で使われていて、私ですら知っていたくらいなのですが、とはいえ紛らわしいことは確かで、「ナンバーワン」については海保機側が誤認した可能性はありますね。
民間航空管制では誤認を避けるため、例えば “take-off”(離陸)という言葉を離陸許可以外では使わない(離陸許可以外の場合は “departure” で代用する)など決まりごとがありますし、今後は「ナンバーワン」等も避けられることになるのでしょうかね。実際、今回のような場合は「ナンバーワン」よりは「着陸機のあと」とか言ったほうが分かりやすかったでしょうし。