こういう女がアメリカで釣りをちょろまかされる
- 「日本の接客は「世界一」ではない!――18歳女支配人・このみんの経営学「私のミカタ」」 〔週刊SPA!〕 << 「Yahoo!ニュース」
最近の日本の接客はマニュアルがちがちなので、世界一だなどと言うつもりは私もないけれど、しかし、この記事の見解には全く賛同できません。
この「18歳女支配人」っての、若くして偉業を成し遂げたビジネスパーソンとして広く知られているのかと思いきや、ググっても意味のある情報がほとんど出てこないのですが、それはさておき。
[アメリカ人の接客態度は]‥‥目が合えば笑顔で明るく接客してきて、「どこから来たの?」「これも美味しいよ」なんて感じで気軽にコミュニケーションをとってきてくれます。
そういうのは「気軽にコミュニケーション」ではなく、馴れ馴れしいというんですよ。「どこから来たの?」「これも美味しいよ」ではなく「どちらからいらっしゃったのですか?」「これもいかがですか? おいしいですよ」でなければいけませんね。
なにも客を神様扱いして尽くせと言っているのではありません。少なくとも、店員という立場である以上は、客に対してそれなりの最低限度のしかるべき接し方があるだろうという話です。
そして何より、最初に必ず「ハーイ!」と笑顔の挨拶がある。これが大事だと思うんです。
何が「ハーイ!」だ、ふざけるな。なめてんのか。そこは “Good morning, sir” でしょうが。マニラのファーストフード店の前でライフルを抱えて立っている警備員だって、穏やかに “Good morning, sir” ぐらいは言いますよ。
たとえば、日本というか東京のコンビニでレジに行ったとき、店員さんから「こんにちは!」「おはようございます!」と明るく笑顔で挨拶されたことがあるかなって考えたら、たぶんほとんどないんですよね。
もちろん、「いらっしゃいませ」とか「お待たせしました」はあるけど、これはちょっと挨拶とは少しニュアンスが違う“決まり文句”のようなものだし‥‥
「いらっしゃいませ」は決まり文句だけれど「こんにちは」「おはようございます」は決まり文句ではないとでも? 国によって“決まり文句”が違うだけの話ではありませんか。むしろアメリカで店員から “Welcome!” とか言われたらびっくりしますよ。
丁寧ではあるけど、笑顔や挨拶がない。これがはたして「世界一の接客」って言えるのかどうかって考えたら…。
笑顔笑顔ってこの人は馬鹿の一つ覚えのように言うけれど、笑顔で接客する店員はちゃんといますよ。この際だからはっきり言ってしまいますが、いくら丁寧な接客で知られる日本人店員とはいえ、彼ら彼女が笑顔で接したくなるような客なのかどうか、自分の風体を一度見直してみたらどうでしょうかね。
わたしは、確認作業なくお釣りを渡されたとしても、笑顔で「ありがとうございます!」と明るく言ってくれれば、それだけでハッピーな気分になれると思うんです。
あんた、絶対アメリカでかなり釣りをちょろまかされてますよ(笑)。昔から日本人のアレな女はいい鴨ですからね。