トランスではないけれど
性分化疾患(かつて半陰陽と呼ばれていた)というものがあることは、昔読んだ鈴木光司『リング』で知ったのですが(映画版ではその設定はなぜか落とされていました)、まさかパリ五輪でその実例を初めて知ることになるとは思いませんでしたね。
- 「パリ五輪で「トランスジェンダーの元男性が女子ボクシングに出場して勝利した」は誤り。生まれつき女性」 << 「Yahoo!ニュース」
要点を言うと、女子ボクシングのヘリフ選手(アルジェリア代表)はトランスジェンダー女性ではないということです。
ただし、彼女(彼?)が生物的に女性とみなされるべきか男性とみなされるべきか、あるいはその他の概念を導入すべきかという問題は残ります。性差がはっきりと体力差として表れるスポーツという領域において、このような選手の扱いをどうすべきかは議論されるべきでしょう。