先の東京都知事選における蓮舫氏の応援勢(の一部)を見ても分かるように、似非リベラルってのは〈選挙結果がわれわれの思い通りにならないのは国民が馬鹿だから〉的なことを平気で言いますし、私の知人にもそういうことを言う駄目野党支持者はいますので、それ自体には今さら特に驚きません。しかし、そこそこ名の知れたジャーナリストがYouTubeではっきり言ってしまうとは、さすがにびっくりしましたね。

青木理氏によると、自民党に投票する人が多いのは日本人が「劣等民族」だからだそうです。

自分たちがどれほどの優等人種のつもりなのか知りませんが、そういう滑稽な内輪ウケのエリート意識はまさに似非リベラルの特徴です。

これ、滑稽ですけれども笑いごとではないのですよね。そのうち「この劣った民族をわれわれセーギノミカタが〈救済〉しなければならない」とか恐ろしいことを言いだしますよ。だからこそ、私は常々言っていますが、そういう連中に権力を持たせてはならないのです。

ちなみに、ナチスは非アーリア人を指して「劣等人種」 (Untermensch) と呼んでいました。私が日本におけるいわゆるリベラルや左派のことを、保守でもリベラルでもない、右でも左でもない、似非リベラルであり、反国家的かつ反国民的な勢力にすぎない、と常々言っているのはつまりそういうことです。彼らは独裁主義のファシストなのですよ。だから彼らに権力を持たせてはいけません。