• 頭はいいが敵を作りすぎる。
  • 頭は悪いが神輿にはいい。
  • 頭は悪いし敵を作りすぎる。

──という3人のうち、誰がもっとも総理大臣になってはいけないのかは言うまでもありません。

結局、最も総理大臣になってはいけない人が自民党総裁に選ばれてしまったことは、株価、円相場、暗号資産の各市場における強烈な反応を見ても明らかです。

こうなったら仕方ありませんね。石破氏の持ち味であるブレブレが良いほうに作用し、変な政策を口に出して党内の批判を受けたら得意技の「よく考えねばならない」「十分議論する必要がある」の決め台詞の通り実践してその都度がっつり軌道修正し、まともな政治を進めてくれるよう願うしかありません。せめて〈悪夢の民主党政権〉の再来を許さないよう、下手を打たないようにしてもらいたいところです。

それにしても、石破氏は決選投票では必ず負けると思っていたのに、どんでん返しが起きてしまったのはびっくりでした。まあ、誰ぞの麻生つぶしの策略がうまくいったということなのでしょう。