日本政府は、12日に南シナ海の領有権を巡る仲裁裁判の判決が出た直後に、南シナ海周辺の緊張が高まらないよう、中国を念頭に国際海洋法条約の順守と判決の尊重を関係国に求める声明を出す方針を固めた。

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日本は判決が地域の海洋安全保障に与える影響が大きいことから、直後に声明を示す必要があると判断した。

「<南シナ海問題>「条約順守」…日本、声明へ」 〔毎日新聞〕 << 「Yahoo!ニュース」]

配信時刻が午前2時30分というところからすると「毎日」の抜きネタのようですが、他媒体の後追い報道が見られない(同11時現在)ので飛ばしかもしれません。「毎日」はたまにやらかしますからね。

もし記事に書かれていることが事実とすれば、諸外国とりわけアメリカの出方をうかがってから追随するというかつての日本外交とは変わってきたな、という感じがします(もちろん諸国と連携はしているのでしょうが)。南シナ海問題は看過していれば東シナ海にも波を立てる恐れがありますから、日本は率先して主体的に動く必要があります。

漁船1隻の騒ぎで無能をさらした民主党政権の時代にこういう問題に遭わなくてよかったと、つくづく思いますね。

とりあえず、今夜のハーグからの知らせを待ちましょう。