東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県で、強盗が相次いでいます。

前からよく言われていたのは、泥棒は何度も下見を繰り返し、入りやすい建物、入りやすい時間帯を特定した上で、実行に移すということです。なので、泥棒が下見の段階で忌避するような対策を施しておく必要性が言われていました。短時間の外出でも戸締まりをしっかりする、不在時も電灯をつけておく、などなどです。

しかし、このごろ起きている強盗は、いわゆる闇バイトなどのトクリュウ(匿名・流動性)型とかいうやつで、仕事が雑で乱暴であるため、これまで言われていた防犯対策が効かないので怖いです。昼だろうが夜だろうが、在宅だろうが留守だろうが、起きていようが眠っていようが、隣近所に物音が聞こえようがなんだろうが派手に窓を壊したりして押し入ってきます。

それも、特に多額の現金がありそうな民家を狙っているとも思えません。そもそも今時、多額の現金を自宅に置いている人なんてそうそういませんから、空き巣のコソ泥でいくらか手にしようという程度ならともかく、大勢で強盗に押し入って大金をつかめるなんてことはなかなかないでしょう。今月1日の所沢の強盗なんか、首都圏ではやたら目立つ筑豊ナンバーなんかの車で4人組がやって来て、民家の強化ガラスを破壊して押し入り、奪ったのは現金8万円ですわ。一体どういう費用対効果の計算をしたらこんなことができるのか、さっぱり分かりません。

うちは多額の現金がありそうな家には見えないはずですし、実際多額の現金なんてありませんけども、こうも仕事が雑で乱暴な強盗が頻発するとあっては、ちょっと金をかけた防犯を考えないといけないようです。窓を割って押し入られ、切り付けられたり殴打されたり緊縛されたりなんて、仮に金品の被害がなくてもたまったものではありませんので。