どこに流れるか
次の総理大臣になってほしい人は、という雑誌などのアンケートではいつも石破氏が1位になるので、私はずっと不思議でなりませんでした。別に何か秀でた政策を唱えているわけでもなく、何の話でも「よく議論しなければならない」で締めて結局何も言わないで終わる、どう見たってただの無能なのに、なぜそんなに国民人気があるのか、と。まあ、暇なのでしょっちゅうテレビに出ては自民党主流派を腐すことばかり言っていたらしいため、テレビしか見ない人たちには〈自民党の良心〉のような印象を持たれていたのかもしれませんが、テレビをあまり見ない私には毎度さっぱり理解できないアンケート結果でした。
実際彼が総理大臣になってみたとたん、ほら見ろという感じです。メッキは想像よりずっと薄かったですね。自民党内野党だかなんだか知りませんがつまりは駄目野党どもと同じ根性で、責任を持たなくていい場所にいればテキトーに逆張りでかっこよさそうなことを言えたにすぎなかったわけですよ。これからあの無能が実際に政治をやり始めたりしたら〈悪夢の民主党政権〉並みの惨状を招くことになるのは目に見えていますから、彼が何もしないうちに引きずり下ろす必要があります。そのための今回の衆院選です。
- 「【速報】与党で過半数割れの可能性も 日本保守党は政党要件満たす見込み 衆院選JNN終盤情勢調査」 << 「TBS NEWS DIG」
与党が過半数割れとなれば、石破内閣を総辞職させるための大きな圧力となるので大いに結構なことですけれども、問題は、与党から離れた票がどこに流れるかです。これについては様々な予想が立てられていますが、上記記事でいうと、立憲民主党が40議席あまり上積みするだの、れ組が議席を増やすだの、保守党が政党要件を満たすようになるだの、頭の痛くなることが書かれていまして──。
とりあえず、新しい総理大臣のもとで新年を迎えたいですね。先月の自民党総裁選に立候補した人たちのうち石破氏と河野氏以外なら、当面は誰でもいいです。