このたびの衆院選で、共産党が改選前から2議席減らして8議席になったことについて、同党から離れた票は〈れ組〉に流れたのだろう、ということが開票後からネット巷間では言われていました。私もそんなふうに漠然と思っていたのですが、でも何となく違和感を覚えてもいたのですよね。共産党の岩盤支持層は、そう簡単によそへ流れるものではないのでは、と。

そこへちょっと新しい説が流れてきました。共産党の得票数の減少は単純に〈自然減〉ではないのか、という話です。

自然減って──おい(笑)

自然減だとすると、今後よほど特別なことがない限り、さらに着実に減ってゆくのでしょうね。

まあ、実際は、自然減よりもむしろ、共産党が国民の人権を踏みにじり生命と財産を脅かす、国家と国民の敵、独裁主義と恐怖政治指向のファシスト集団であることを知った若い世代が、すっかり同党への嫌悪感を持って見向きもしなくなった、ということのほうが大きいと思います。もはやあの党は、団塊の世代+ のセピア色の青春のアイコンでしかないのでしょう。ということはつまり、やはり今後は自然〔略〕