野党の中でまともなことを言ってくれている所があるとすれば、唯一、国民民主党がそれではないでしょうか。

まともなことというか、政策ごとに賛成できるものは賛成し、反対のものには反対し、自党の政策を実現できるのであればその部分で相応の協力をするという、至って当たり前のことしか言っていませんけどね。この当たり前の言葉が他党からは出てきません。何せほかの野党はといえば、提案型を標榜する維新の会は別としても、ハンタイと喚くことが仕事だと思っているアレなのばかりですからね。

一応野党第一党の立憲民主党なんぞ、選挙期間中にほとんど裏金裏金と連呼していただけです。それでも、政権交代したらまず何をするかと訊かれて、選挙の争点としていた政治とカネの問題を解決すると答えるならまだ筋が通っているといえなくもありませんが(それもちょっと変ではあるのですけど)、何と、紙の保険証を使えるようにするとかアレなことを抜かすありさまです。ちょっと前まで都合よく政争の具にしていた能登の惨状もきれいさっぱり忘れたようです。いや、私は紙の保険証を使えるようにするのが良いか悪いかを言っているのではなく、最優先政策としてイの一番にそれを言う感覚って政権担当能力の点からどうなのよ、ということを言っているのです。

まあ、それでも、悪の帝国ニッポンを解体してセーギノミカタ独裁の革命政府国民連合政府とかいうのを樹立しようとしている、国民の人権を踏みにじり生命と財産を脅かす、国家と国民の敵、独裁主義と恐怖政治指向のファシスト集団よりは、まだマシとはいえますけどね。

他党の話はこんなところにしておいて、国民民主党においては今の姿勢を維持し、みだりに自民党と連立なんてことは考えないでもらいたいものです。少なくとも、嘘つきで約束を守らない上に能力がないことでおなじみの石破氏が総理大臣であるうちは。