天皇陛下には穏やかな“ご隠居”の日々を
- 「天皇陛下が生前退位の意向=数年内、周囲に伝える-宮内庁が意向公表検討」 << 「時事ドットコム」
昭和天皇がご存命の頃、「早く譲位させて差し上げればいいのに」と母が言ったことがある。高齢を押してのご公務は負担が大きいし、当時皇太子だった今上陛下も「おうじさま」というお歳ではなかったから、早く譲位されて上皇として穏やかに日々をお送りいただきたい、と。昭和天皇がたおれられたのは確かその4、5年後だった。
今上陛下には、歳を召してまで天皇のご公務をお続けになってある日突然、ということになっていただきたくはない。やはり天皇がある程度の年齢になったら、自らの考えで“隠居”を選び穏やかな日々を過ごすことができるように、皇室典範を改正すべきだろう。平安時代の院政のように上皇が不当に権力を振るったりはできない仕組みの時代なのだし。