先日、NHK大河ドラマ「べらぼう」第1回の視聴率が歴代最低を記録したということで、駄目出ししてコケにするような記事もありましたが──

同様の現象は、昨年の「光る君へ」でもありました。テレビ受像端末によるリアルタイム視聴率というデータが、もはやあまり意味をなさなくなってきていることは明らかです。

さて、「べらぼう」は吉原遊郭を舞台に管理売春を美化して描いており、こんなものをNHK大河ドラマでやるなんてけしからん、とかなんとかグダグダ言うアレが、相変わらず一部で静まらないみたいです。あのね、そんなことを言いだしたら大河でできるものなんてなくなりますよ。

  • 「光る君へ」(2024): 搾取階級を美化している。
  • 「どうする家康」(2023): 戦争を美化している。
  • 「鎌倉殿の13人」(2022): 戦争を美化している。
  • 「青天を衝け」(2021): 財閥を美化している。
  • 「麒麟がくる」(2020): 戦争を美化している。
  • 「いだてん」(2019): 東京五輪を控え国に迎合している。
  • 「西郷どん」(2018): 戦争を美化している。
  • 「おんな城主 直虎」(2017): 戦争を美化している。
  • 「真田丸」(2016): 戦争を美化している。
  • 「花燃ゆ」(2015): 戦争を美化している。
  • 「軍師官兵衛」(2014): 戦争を美化している。
  • 「八重の桜」(2013): 戦争を美化している。
  • 「平清盛」(2012): 専制を美化している。
  • 「江」(2011): 戦争を美化している。
  • 「龍馬伝」(2010): 戦争を美化している。
  • 「天地人」(2009): 戦争を美化している。
  • 「篤姫」(2008): 戦争を美化している。
  • 「風林火山」(2007): 戦争を美化している。
  • 「功名が辻」(2006): 戦争を美化している。
  • 「義経」(2005): 戦争を美化している。

──というわけで、とりあえず少なくとも過去20年分は全滅です。