水野美紀の見せ場
NHK大河ドラマ「べらぼう」の良さの一つは、前にも書きましたが、似非フェミやらジンケン屋やらのクレーマーなど相手にする気がない制作陣の堂々たる姿勢です。開眼した創作者の輝きがあふれていますね。
そしてもう一つは、役者たちが今までとはひと味違ういい仕事っぷりを見せる機会を与えられているところです。昨日の第9回「玉菊燈籠恋の地獄」なんかは、やはり何といっても松葉屋の女将いねを演じる水野美紀の見せ場でした。「踊る大捜査線」シリーズとはまるで別人です。あの人ってああいうのができるのですねぇ。吉原の女将っぷりは安達祐実をしのいでいますよ。いや、もちろん安達祐実も相変わらず名手ですけど。