朝鮮大学校(東京都小平市)が5月、日米壊滅を目指す手紙を北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に送っていたことが19日、分かった。朝大関係者が明らかにした。

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関係者によると、手紙は5月28日、朝大で開かれた創立60周年記念行事で金委員長に送る忠誠文として読み上げられ、「大学内で米日帝国主義を壊滅できる力をより一層徹底的に整える」と明記。

これは、事実であるとすれば、ちょっと穏やかではありませんね。日米壊滅を目指すと公言してはばからない外国の機関が、それも教育機関が、日本に存在し続けているというのはどういうことなのでしょうか。

こういう話になると決まって「そういうのはあくまでも政治的な問題であり、そこに通っている学生たちには罪はない。学生たちに苦難を味わわせてはいけない」とかきれいなことを言いだす人たちが現れるのですが、そういう教育機関を選んで通っている時点ですでに、学生たちを切り分けて扱うのは甚だ難しいということは言っておきたいと思います。もちろん、彼らがほかの普通の大学や専門学校に入り直してくれれば、私はとやかく言うつもりはありませんよ。

というか、ああいうのを「教育機関」と呼んでいいのかどうかも疑わしいのですが、一応「各種学校」のくくりになっているわけで。

ところで、あの手の教育機関にまつわる問題について、半年ほど前に「毎日新聞」がおもしろい社説を書いていたようです。この機にぜひ一読してみることを勧めます。