落書きは悪いことだと分からないセーギノミカタ
- 「安倍首相のポスターに落書き30件 71歳男を逮捕」 << 「FNN」
- 「ポスターの首相にヒゲ落書き 71歳に器物損壊容疑」 << 「朝日新聞デジタル」
このニュースに絡んで、例によってというべきか「落書きなんてよくある微罪なのに安倍首相のポスターに落書きすると逮捕されてしまうなんて恐ろしいダンアツだケーサツコッカだイツカキタミチだチョーヘーセー(ry」というアレなたわごとが飛び交っているのですが。
あのですね、安倍首相のポスターに限った話ではありませんよ、これ。同じ状況であれば──落書き等が限られた地域で過去2カ月間に30件確認されていて、警察が警戒していた折に発見した現行犯とくれば、それが岡田克也氏のポスターであろうと志位和夫氏のポスターであろうと、逮捕されると思いますよ。別に、たった1件の落書き事件に本庁が全力を投入して徹底的に調べた上で容疑者を絞り込んだとかいう話ではないのです。そして、警察は勾留を引き延ばしているわけでもなく、すでに釈放済みです。
それとですね、そもそも落書きをしてはいけないという基本的な倫理観が欠如している人は、小学校の道徳の授業を受け直してきなさい。セーギに酔うとその程度の物の分別もつかなくなるのですね。
批判等を表現したければ、自分で風刺画を描いて適切な場所に貼ったり公開したりすればいいのです。対象のポスターに落書きをしていい理由なんてありません。
武藤容疑者は、「今の政治に対し、やむを得ずやった」と容疑を認めていて、警視庁は、余罪も追及している。
[FNN]
「今の政治に対してやむを得ずやった」と容疑を認めているといい、署はその後釈放し、任意で調べている。
[朝日]
「やむを得ず」って何ですか「やむを得ず」って。