というわけで、バリバリにリベラルで人権派として知られる弁護士からさえ「民主主義の敵」と言われてしまった昨今のSEALDsです。

メディアでも喧伝されているように、SEALDsというのはネットを通じて連帯を広めている集団ですから、生の動向はネットでウォッチするのが一番手っ取り早いです。イカニモな部分を切り取って見せているだけの新聞やテレビの情報で、SEALDsという集団の性質を理解した気になってはいけません。

さて、SEALDsが何をしたために上記のような弁護士の発言に至ったのかというと、ツイートにもあるように「情報流通の統制」です。SEALDsはTwitterアカウントを開設した当初の頃から、数万件のアカウントから成る「ブロックやっちゃウヨくん」という大規模なリストを用いたブロックをしています。

SEALDsが言うには、グロ画像を送り付けてくるなど嫌がらせをするアカウントを排除するため、だそうで。まあ、そんな嫌がらせをする馬鹿もTwitterにはいるでしょう。が、そういうアカウントはせいぜい40〜50件ではないでしょうかね。ものすごく多く見積もっても400〜500件でしょう(まさか本当にそんなにはないとは思いますが)。ですから、彼らがブロックしている数万件の大部分は、単に批判的なことを言ってくるアカウントということになります。

実際、ほんの一言(特にSEALDsに対してではなく)リベラルに対して批判めいたことを言っただけなのにブロックされているとか、SEALDsにはさして関心もないし彼らと言葉を交わしたこともないのにブロックされているといった声を、かなり見かけます。

そりゃあ私だって、的外れな単なる罵倒などをコメントに書き込まれたりしたら、その都度ブロックはしますが、あらかじめ数万人を排除するなんてただごとではありません。ちょっとでも自分たちを批判してきそうなアカウント数万件をあらかじめ組織的にブロックしているような集団が「自由と民主主義」を標榜しているなんて、北朝鮮が表現の自由を口にしているようなものですね。まあ、内側にいると分からないのでしょうけど。

カツドーカなんてこんなものですよ。

さて、そんなSEALDsの言い分はというと──

人間をなめていますね、こいつら。