おかしいことをおかしいと言える状態になった
関西学院大(兵庫県西宮市)の40代の外国人非常勤講師が授業中、福島県出身の女子学生が自己紹介した際に教室の電気を消し、「放射能を浴びているから光ると思った」と発言していたことが21日、分かった。
[「「放射能浴びて光るかと」=福島出身学生に差別発言-外国人講師を懲戒処分・関学大」 << 「時事ドットコム」]
このような由々しい言説を「差別的発言」とはっきり指摘できるようになったのだから、わずか数年で隔世の感がある。ちょっと前までは、こういう言説を批判すると、ある方面からは「物言えぬ空気」「同調圧力」「事実を隠蔽しようとする原発推進派の策動」「政府や東電の工作に引っかかって正当な反原発発言を非難するケンリョクの犬」などと言われたものだ。
おかしいことをおかしいと言って差し支えない状態になってきた。社会的ヒステリーも治ってきた。
あと十数日で福島第一原発事故から6年となる。猶予期間としては十分すぎるほどが経過した。理不尽に福島をネタにするカツドーカどもやそれに踊らされる馬鹿どもに対しては、もはや社会的制裁あるのみである。