小山芳立

何だかとても先が思いやられるんですけど。

住民票というのは通常、どこかに提出するために役所で発行してもらうものですから、住民票に勝手にマイナンバーが記載されれば、提出先に流出するのと同じことになります。

住基ネットの時もそうでしたが、私は番号で管理されること自体にはそれほど不快感を覚えるわけではありません。ふだんから会員番号やら顧客番号やらで数字にされているわけですからね。

では、住基ネットやマイナンバーの何が気に入らないかというと、そんな大事なものを自治体の職員に触られるという点です。最近は年金機構から大量の年金情報が流出するという騒ぎがありましたけど、自治体の職員なんて年金機構よりアレですから、地方紙のベタ記事にしかならなくてあまり広く知られていないけれどよくよく聞くとびっくりするようなポカをやらかしたりしています。

私自身、かなり前の話ですが、自分の住民税情報の確認のために市役所の支所に行ったら、用紙への記入や捺印は求められず、身分証の提示も求められないどころか名前すら訊かれないまま、自分の情報を数ページ印刷して手渡してもらえたことがあり、呆気にとられたものです。

あいつらの仕事ぶりはどうにも信頼できません。