小山芳立

携帯端末対応を施しました。スマートフォン（スマホ）から見ている人は、最近見え方が変わっていることに気づいたと思います。タブレットでの見え方も若干変わっています。

当サイトを携帯端末（特にスマホ）に対応させることにはまるで乗り気ではなかったのですが、時代の趨勢というのもありますし、ウェブ屋が自サイトでそういうタイムリーな細工を全く怠っているのも格好がつかないような気もしたので、仕方なくやったという感じです。今年2月に大グーグル帝国から「携帯端末に対応していないサイトはわが帝国における検索結果順位を下げることにしたので、ウェブ屋どもは謹んで対応いたせ」との通達も下されていましたし。

スマホ対応に乗り気ではなかったのはなぜかというと、早い話、ネット利用環境がスマホしかないような種類の人たちを相手にする気がないからです。知っている人は知っていると思いますが、当サイトではかつてスマホからのコメント投稿を拒否する仕様にしていたほどです。

「ネット利用環境がスマホしかないような種類の人たち」とは主にどういう人たちを指すのかというと、説明するのにちょうどいい記事が昨日出ていました。

中高年の一般認識としては、今どきの学生ならたいていパソコンを使える、少なくともWordやExcelの基本操作はできる、というものでしょうが、それは10年ぐらい前の話です。スマホが普及し始めてから、若い世代はパソコンに触らなくなりました。使っているとしても、ゲームをしたり動画を見たりといった用途です。こういう話は前から聞き知ってはいましたが、上記記事によれば、私が想像していた以上に実情はひどいありさまになっています。

改めて言います。当サイトの基本方針はモバイル・アンフレンドリーです。指一本で360×640ピクセルの画面を通してネットに触れているだけの層を考慮したコンテンツではありません。このほどスマホに対応したのは、あくまでもウェブ屋の面子のためです。強いていえば、元々パソコンだけれどスマホで見ることもあるという常連さんや、タブレット（お年寄りなどが使いやすい）のユーザを考慮してはいますが、スマホからの新規アクセスが増えることをあえて狙っているわけではありません。