いわゆる加計学園問題というのは、いちいちくだらないとコメントするのもくだらないほどにくだらない話なので、私はずっと無視してきたわけです。いわゆる森友学園問題もかなりくだらないとはいえ、あれは財務省のどこかで誰かがいけないことをした可能性もあるので、掘る意味がないとまでは言えないのですけれども、一方の加計のほうはというとまるっきり何から何まですべてがくだらないわけでして。

つまりはそういうことです。くだらないからもうやめにしませんか。

仮に、出てきている文科省の内部文書がすべて本物で、そこに書かれていることがすべて事実そのもので、天下り問題絡みで文科省官僚をやめさせられた援交カフェ通い男が逆怨みで報道メディアにいろいろペラペラしゃべっていることがすべて事実であったとしても、一体何が問題となるのかさっぱり分かりません。恐らく多くの人は〈報道でさんざん騒がれているのだからきっと何か問題があるに違いない〉と何となく漠然と思っているだけで、では何がどう問題であるかをきちんと述べられる人なんていないのではないでしょうか。

こんなくだらないことで国政がひと月以上も停滞しているわけですよ。馬鹿馬鹿しいとしか言いようがありません。

馬鹿馬鹿しいのは騒いでいる野党やメディアだけではありません。官邸だって悪いですよ。別に問題らしい問題もないのだから最初からすべてさらしてしまえばいいものを、世論だのなんだのを変に気にして、隠したりしらばっくれたりでやり過ごそうとするから、いつまでもつつかれるわけです。そういうのが安倍首相という人の悪いところで。

もう、本当に、やめましょうよ、これ。ひたすらくだらないだけです。