白岡市、いとおかしすぎ
いわゆる「ゆるキャラ」は、それなりにおもしろくて地元で愛されているものもあるけれど、大概は役所が「よそがやってるんだからうちもやらなきゃ駄目だべ」というノリで作っただけで、まるっきり白けられているだろう。某宗門のアレなんかに至っては、恥ずかしいからやめてくれとしか思えないのである。
だが、参った。これには参った。感動した。
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すばらしい。すばらしいぞ。ほれたよ、白岡市。
この、デザイナーなら絶対にこんなふうにしないだろう的で、作為のあるヘタウマではなく、芸術性というノイズを一切排除した、純然たる素人臭さと手作り感は、ほかに例を見ない。もちろんこれはいい意味でだ。ダサいとか野暮ったいとかいうものを突き抜けているところが実にすばらしい。
明らかにほかの応募作のほうがずっと洗練されていて完成度が高いというのに、あえてこういうのを選出する感性は、十分賞賛に価する。特にロゴマークのほうは絶賛したい。一体どんな人たちが選考したのか、と思いきや──
白岡市の新たなマスコットキャラクター及びロゴマーク選定の参考とするため、市内の小学6年生と中学2年生の皆さんにご協力をいただいて、第1回マスコットキャラクター及びロゴマーク選定委員会で選定されたデザイン各30点の人気投票を実施しました。
人気投票の結果は次のとおり。
[「小中学生による人気投票結果」 << 同]
小中学生による人気投票を踏まえているわけだ。なるほど、道理で。
白岡はきっといい町である。絶対そうに決まっている。